
09/11/25
3年前の夏、俺の地元で起こった話。
当時俺は大学生で、夏休みを利用して実家に帰省していたんだけど、たまたま高校時代の友達に会って、そいつから妙な話を聞かされた。
そいつが自宅のそうじをしていた時、妙な包みが出てきたらしい。中には錆びた刃物と、古びた写真、それに外国語で書かれた書類が入っていた。
で、写真はかなり色あせてて、何が写っているかはっきりとはわからなかったけど、どうも馬か何かに乗った男性、それも旧日本軍の兵士みたいな格好だったらしい。
最初にそれを見た友達は、おじいさんか、もしくは親戚かの遺品だと思ったそうだ。でも、そいつのおじいさんの遺品は全部別の場所に保管されてるし、親戚にも該当する人はいない。