11/08/29
短い話を一つ
去年の初春だったか、友人と駅で待ち合わせしてた日のこと。
改札を抜けて友人を探すのに辺りを見渡したんだ。
そしたら大きな柱に小学校低学年ぐらいの少年が寄り掛かってるのが目に入った。
というより異常な佇まいで否応なしに目が行ってしまう感じ。
説明しづらいけど、何というか顔が異様な程にボコボコと腫れあがって、
鼻の部分は特に大きくまるでバクみたいだった。
少年の姿を確認した瞬間、デジャブに襲われた。
いつ何処でかはわからないけど見たような気がする。
幾ら記憶を辿っても、ずっともやもやしたままはっきりとはしなかった。