
1968年、イングランドのニューカッスルの空き家の2階で一人の幼児の死体が発見された。
死んでいたのはマーティン・ブラウン(4)だった。かたわらには劇薬入りの小ビンが転がっており、警察は遊んでいる最中にマーティンが誤って毒薬を飲んだという結論を出した。
怖いもの知らずの子供が起こした不運な事故の一つと認定されたのだ。少なくともその時までは。
しかし、事故の二日後、マーティンが通っていた保育所があらされ、紙切れが残っていた。その紙切れは子供の字でこう書かれていた。
「わたしがころした。だからまたやってくる」
同日、近郊の学校の校内新聞に事件を扱った作文が投稿された。作文自体は「死んだ男の子が可哀想です」という他愛もないものだったが、奇妙なのは作文に添付されたイラストであった。
実際のイラスト
