10/06/27
Aという友達がいた。小学校の頃はよく遊んでた。良いやつだった。
何歳の頃だったかも覚えてないけど、誕生日会に呼ばれた。
リビングに通されると部屋の中が暗かった。Aが泣きそうな顔だった気がする。Aのお母さんが出てきてカーテンを開けた。すると一部だけ濡れた布団がベランダで干されていた。
Aは母親のそでを引いて泣きわめいていたが、当の母親はニタニタと笑っていた。Aがおねしょをするたびにどれだけ大変か、その誕生日会はAの母親の自慢話大会となった。
その翌日からAはオネションというあだ名をつけられた。