12/07/27
地元の神社はさびれてはいたが、まだ地元商工会支援のもと、村祭りがとり行われたりしていた。
ただ過疎化を食い止める事は難しく、年を追うごとに祭りも貧相な物になっていったんだ。
神主もいない村の鎮守(ちんじゅ)の神様だし、いっそつぶして公民館にでもするかという意見も出たが、そうした商工会の若手からの意見は、村の古老が反対して結局通らなかった。
町議会議員の息子、地元一の秀才で、東京の私大の歯学部を出て地元に戻って来て、歯医者を開業していた奴が、同じ中学の2コ下の後輩だったんだが、こいつが神社のそばに住んでいた。
公民館になればテニスコートを使いたい放題だって考えた(公民館に併設されるテニスコート)