
189:騒音1:02/08/3013:46
西東京のアパートに引っ越した時のことです。
2DK、2階建て軽鉄骨の築2年、ごく普通の物件です。私の部屋は3戸ある2階の左端でした。
当時、私は独身でフリーの仕事をしており、打ち合わせなどで外に出る以外は部屋の中にいることが多い生活をしていました。
ところで、30を過ぎて独身、収入の安定しないフリーの仕事をしている人間が賃貸件を借りることは意外と苦労します。はた目からは勤めもせず日々ブラブラしている社会不適合者に映るのかもしれません。
実際そのアパートに入居する時も大家の対応は偏見に満ちたものでした。
ですから私は引っ越しのたびに近隣の入居者には菓子折をもって、仕事の関係上部屋にいることが多い旨を伝え、出来る限りていねいにあいさつをするように心がけています。
さて、今回も引っ越しそうそうに隣と真下の部屋にあいさつに行きました。
隣は旦那さんがガテン系の仕事、奥さんも共働きという若夫婦でした。愛想がいいとも悪いとも言えないごく普通の隣人です。
ところが真下の部屋には何度行っても中から人が出てきません。はじめは不在なのかとも思っていましたが、どうも様子が違います。
特に安い物件という訳でもないのですが、壁も薄く隣のテレビの音が漏れ聞こえるような建物です。
当然、下の部屋の足音などの生活音も隣ほどではないにしろ聞こえます。しかし明らかにいるであろうタイミングで行っても呼び鈴に反応はありません。
ドア越しにこちらをうかがっている気配は感じるのですが…。

