
08/10/18
つい最近の話。
資格試験のために図書館で勉強してて、午後7時半になったので帰宅している最中に見たモノとそれからの実体験です。
図書館は駅から10分ほどの場所にあるが、人通りが少なくて空き地もちらほらある。資料館もかねているため建物自体も昔ながらの造りで夜になると周りは結構不気味な感じ。
電灯は大通りに出るまではまばらで、線路沿いの薄暗い道を歩いて駅を目指すのがいつもの帰り道に。
いつもなら閉館まで受験生などが大体5人は自習室にいるのだが、その日は自分を合わせて2人のみ。
最後に残った人は自習室の電気を消して帰らないといけないので早めに切り上げておこうと思い、帰宅準備を始めてると先ほどまで残ってた1人もすでにいない事に気付く。
帰ろうとして電気を消すと中にまだ人がいるような気がして再度点灯するも、誰もいないので少し怖さを感じ電気を消して階段を下りて出口へ。
その時に消したはずの2階の自習室で「パチン」という音がなり電気が点いたような気がした。職員が見回りでもしてるのか、と気に留めず外へ。
すでに明かりは暗くなっており、図書館利用者ももういないようで、周りに人気は無し。外にある喫煙所に行きタバコを吸ってから帰ろうと思い、灰皿に向かう途中でカナリ嫌なモノに出くわす。
今考えるとこれに出会ったから後々嫌な事が続いたのかもと思う。
喫煙所に向かいつつカバンからタバコを取り出そうと下を向いてふと前をみると、喫煙所の横にある小道から人が出てきた。
ただ人が出てきただけなら良かったんだけど、ソレはどうも様子がおかしい。ユラユラというかフラフラというか、灯りがないのでそういう感じで出てきてるように見える。
ボールの様なものをついてるようにも見えるし、石を蹴飛ばしてるようにも見える。その時は「人」だと思い込んでいるため、怖いという感情は全くもってなかった。
ただ、タバコを取り出してライターを取り出し、火を点けようとした瞬間に背筋が一気に張り詰めて寒気が走る。
ユラユラ出てきたヒトは、後ろ向きで歩いてきている。先ほども書いたがその道は小道である。しかも曲がりくねっている。電灯もないので辺りは暗い。
なのに後ろ向きでフラフラしながらゆっくりとこちらに歩いて来てる。
タバコを吸おうとしてたけど、さすがに怖くなってきて走って駐輪場を抜け、図書館を後にして早足で駅に向かう。
なんだったのかと理解しようとするが、全く考えれないほどにパニックになってしまい、とにかく駅を目指す。
線路沿いの薄暗い道を歩きながらようやく気が落ち着いてくる。ただ、すぐに再度背筋が凍りつく。
前方にある踏み切りが鳴りはじめた瞬間反対方向の遮断機の前に赤いランプに照らされて人が立っている。そのヒトも先ほどと同様に後ろ向きに立っている。
頭の中では色々といいわけを考え始め、ただ、電車が通り過ぎる時に向こうを見ているだけだろ。とか誰かが後から来てて振り返ってるだけだろ。
と気分を落ち着かせようとするが「カンカン、カンカン」の音に気が散ってどうにも落ち着かない。
すると遮断機が下りているのに、後ろ向きなのにもかかわらず、それはゆっくりと遮断機の横から線路に入ろうとしてきた。その時に「キャー」という女性の声が聞こえた。
全く気付かなかったが自分が進んでる方向の遮断機の前にも女性がいたらしくその後ろ向きで進もうとする人に対して叫んでいた。だけどそのヒトは全く止まらない。それを止めようと女性はあわてながら中に入っていく。
自分はそれをただただ見ている。
電車が来てるなー。大丈夫かなー。
あ、やばいかも。おい、いそげ。
あ、ちがう。後ろ向きの奴は人じゃない。と思った瞬間から一切の記憶無し。
次の日、女性が電車に飛び込んで自殺をしたことになっていた。新聞にも出てたし、俺も心療内科で入院してて警察がきて説明?とかをしだして親も心配なのか、何があったの?とか聞いてきたが全く持って説明できなかった。
ただ、ヒトを助けようとしてたんじゃないかなとぼーっとした感じで答えてるだけだった。
それから数日後(退院後)に検査のために再度病院へ行きカウンセラーだとか言ってる医者に話しをしても
「それは、多分君がそう思ってるだけだよ。そんなヒトはいなかったんだよ。警察も他に人は確認できなかったって」
と言ってた。
自殺を見たショックで自分がおかしくなっているのか?あれは全て事後に創られたものなのか?とワケがわからなくなりパニックがよけいにひどくなりかけた。
でも、絶対に自分は見たんだと核心できる事が起こる。
それは友人から聞いた話で、女性が自殺した踏み切りで幽霊が出るようになったと噂が出始めた。どうやら成仏できない女性が学生などからたびたび目撃されるらしい。
その女性は「後ろ向き」で何かを探しながらユラユラしているらしい。この噂を聞いた時に、自分だけは
「それは女性じゃなく、それこそが女性を殺したヒトだ。」
と思っている。
もしかしたら自分が本当に精神的ショックでそう思ってるだけかも知れないけど、どうしてもそれだけではない気がするので書かせてもらいます。
長文・駄文失礼しました。読んでくれてありがとうございます。
コメント
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「あ、ちがう。後ろ向きの奴は人じゃない。と思った」り、「ただ、ヒトを助けようとしてたんじゃないかな」と答えたり、まだ不安定なようなので、お薬追加しておきますね
踏切に出るようになったのはやっぱり引き込まれた女性に違いない。
彼女が誰かを仕留めたら、もう女性の姿じゃなくなってることだろう。
報われない気持ちがバケモノ連鎖になってるのか?
そうならみんな気の毒だな。
何探してんのかしらんが
例えば道路に書かれた白線の上だけを歩くとかさ(落ちたら死ぬという設定で)
それと同様にその知的障害者は子供のように後ろ向きで歩く遊びをしてたんだろう
女の人は助けようと踏切に進入して轢かれてしまったんだろうな
まず疑問はあれだな、なんでそいつが図書館だっけ?の小道から出てきたのかってことだが
連鎖狙いのバケモノならまずお前狙うだろ?それがなぜそんな離れたところにいた女性なんだ?
化け物の心理はなぞでアール
ヒダる神みたいなやつだな
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